
ワーホリ前の貯金ってどれくらい必要?
ワーホリをするにもお金って必要ですよね。
貯金は多いに越したことはないんですが、ぶっちゃけ最低限の額があれば暮らせちゃいます。
でもその人がワーホリ先で何をしたいか、仕事はどうするのかなどでその貯金額も様々。
今日はそんなお金のアレコレについてちょろっとまとめていきます。
- 貯金は最低100万円あれば大丈夫。
- 毎月7〜8万円くらいは生活費がかかる。
- フォリントより円を稼いだほうが生きやすい。
前蔵 / 本名:Soh Maeda
18年〜ウィーン在住、ライター、デザイナー。20歳になった頃に海外のユースカルチャーに興味を持ち出す。そこから独学で英語を身に付け、同世代の海外の若者にインタビュー(人生観・価値観について)した当サイトの前身「THE MINORITY SHOW」を個人発刊。その後、活動の幅を広げるためヨーロッパ移住を決断。詳しいプロフィールはこちら。
Contents
ワーホリ前に必要な最低限の貯金額
僕は貯金100万の状態でブダペストに移り住みました。
結論からいうと…最低100万円あれば1年間は不自由なく暮らせる、と思います!(というか暮らせました。笑)
ハンガリーの物価は日本の2〜3分の1くらい安いので、きちんと自炊をして、贅沢な生活を送らない限りは100万円が底をつくような事態にもなりません。
1人暮らしなら毎月7〜8万円くらいの生活費が掛かってきます。詳しくは後ほど解説しますね!
ただ、これはあくまで「最低限の貯金額」であって…貯金は多ければ多いに越したことはありません。
語学学校に行きたいのであれば学費も工面しないといけませんし、旅行に行きたいなら旅費についても考えないといけません。
なので「最低限の100万円」+a「ワーホリ中の目的 / 費用」を一緒に計算しておくといいですね。
固定費は事前に確認しておこう!
ワーホリ中「固定費はどれくらい掛かってくるのか」は、ある程度でもいいので把握しておきましょう!
まずは一旦、ワーホリ生活に必要な固定費についてをまとめてみました。
家賃
残念なことに、年々ブダペストの家賃は高騰傾向にあります…
2020年の11月時点では、どこのマンションでも「1LDK=7〜8万円 / 一人暮らし」くらいが相場です。
繁華街エリアになってくるともう少し割高、逆に離れると同じ条件でも6.5万円〜の物件もチラホラ。
基本的にブダペストは「ルームシェア」が主流なので、留学生はもちろん、社会人同士でもシェアメイトと暮らす人は多いかな?
僕も1人暮らしをした後は、Facebookからシェアメイトを募集している人のお家に転がり込んで、後半はずっと一緒に暮らした経験があります。
ちなみにルームシェアは家賃も安く抑えて、日常的に英語も喋れるので言語学習者にはかなりオススメです!
食費
自炊生活を送るなら食費はかなり安く抑えれます。
最近は食品の値上がりも懸念されていますが、それでも工夫をすれば上手に節約することができますよ。
具体的には僕の場合だと、月1万2千〜1万5千円くらい食費がかかってました。
醤油などの日本食用品は、日本の倍以上の値段でしか手に入りません。逆にチーズなどの乳製品は倍以上の値段で安く買えます。
海のないハンガリーでは魚介類の値段が高騰気味ですが、野菜類については変わらず安いですね。
豚肉:1,700フォリント/1kg(約600円)
牛肉:2,600フォリント/1kg(約900円)
玉ねぎ:170フォリント/1玉(約60円)
キャベツ:150フォリント/1玉(約50円)
にんじん:150フォリント/1玉(約50円)
携帯代
ブダペストにはいくつか携帯会社がありますが、Telekomという会社か、日本でも馴染みのあるVodafoneが二強です。
ぶっちゃけどっちにしようが料金的な大差はないです。
僕は日本でも使っていたSIMフリーのiPhoneに、TelekomのプリペイドSIMを挿して使ってました。
具体的には「データ容量3GB / 通話10分付き」のプランを毎月チャージしていたので、毎月携帯代は1,200円ほど掛かっていました。
もちろんデータ容量が足りなくなれば日本と同様にアプリから追加購入もできますし、毎月のチャージもアプリからいつでも可能です。
それに市内ではどこの店でもフリーWiFiが飛んでいて、自宅にもWiFiを引くのであれば3GBで十分間に合うとおもいます。
ちなみにTelekomもVodafoneも、EU圏内であればどこでも使うことが可能です。
SIMフリーのiPhoneを持っていない人はメルカリなどで購入するか、SIMロック解除も調べれば自力で出来たりしますよ。
日用品
トイレットペーパーや洗剤などの日用品はドイツ産の物がほとんどです。
値段も日本と同じくらいですから、ブランドにこだわりがないなら月3,000〜5,000円くらいは掛かってくるでしょう。
衣類の値段も日本とさほど変わりません。
ブダペストにもZARAやH&Mなどのファストファッションのお店もあるので、買い物の予算も日本と同等ですね。
公共交通費
バス・地下鉄・トラムの片道チケットは、一律で約120円ほどです。
1ヶ月分の定期券だと約3,200円くらいですが、留学生ならもっと安いみたいですよ。
タクシーについては初乗りが約150円〜ですが、一般的には「Bolt」という配送アプリのほうが広く利用されてます。
行き先をアプリに入力するだけと、英語に自信がない人でも安心して使えるのでオススメです!
詳しいことについては下の記事をチェックしてみてくださいね。

交際費
レストランは、おおよそ予算2,000〜3,000円/一食くらいが相場です。
バーガーキングやマクドナルド等は日本と変わらないくらい、スタバも同じ値段くらい。
物価に対して外食はコストが掛かってくるので注意しておくといいかもしれませんね。
あと、居酒屋みたいな店がないブダペストでは、呑みにいくとなると「パブ(日本でいうバー)」一択です。
扱ってるお酒の種類は店にもよりますが、どこでもビール一杯150円くらいなのでコスパはイイ感じ。
仕事と収入は計画しておこう!
ここまでは支出面について語ってきましたが、ここからは収入面についてもみていきましょう。
ブダペストでの働き方は大きく分けると「フリーランスとして働く」「現地のジャパレスで働く」「現地の一般企業で働く」の3つです。
割合でいうと、ジャパレス6割、フリーランス3割、一般企業1割くらいでしょうか。
僕の周りにいた人たちも基本的にはジャパレスで働いていることが多かったですね。
ちなみに一般企業に勤めるハンガリー人の平均月収は10万円ほどです。
こうした側面から見ても、現地で稼ぐのはちょっとナンセンスかもしれませんね…
それよりもフリーランスとして、日本のクライアントを相手に仕事をしたほうが賢いと僕は思います。
実際に自分もフリーランスのライターとして、ブダペストに住みながら円を稼いでました。
それに他のヨーロッパ諸国のほうが物価も高いことがほとんどなので、結局フォリントを稼いでも旅行貧乏になっちゃうんですよね…
こうした様に、自分がどんな仕事をするのか、どれくらい収入の見込みがあるのかも事前に計画しておくとイイですよ。
先ほど固定費については詳しく紹介しましたが、余裕をもって月7〜10万円くらいは生活コストが掛かってくると思っていいですね。
僕のワーホリでの生活費はこれくらいでした!
ここで僕の生活費をまとめてみたので、どれくらいコストが掛かるのとか参考程度にみていってくださいね。
大体ですが1カ月の出費は平均してこちらの通りに。日本円はおおよそです。
食費:35,000フォリント / 1万2千円(基本自炊、一食二皿)
携帯代:3,500フォリント / 1,200円(TelecomのプリペイドSIM)
日用品:14,000フォリント / 5,000円(シェアメイトと毎月交代ずつ)
公共交通費:2,000フォリント / 700円(基本的に自転車移動、バス等は遠出する時くらい)
交際費:17,000フォリント / 7,000円(外食はいかない、友達と呑みかクラブで遊ぶ程度)
合計=230,000フォリント、だいたい8万円前後
ということで…やっぱり、毎月7〜8万円くらいは最低かかってくるみたいですね。
ハンガリーの物価も年々上がってきてますから、東ヨーロッパの中では高いほうなのかもしれません。
ただ、ドイツなどの西側諸国に比べればまだまだずっと安いといえるので、上手く収入と支出のバランスを取りながら生活するといいですよ。
貯金は100、生活は10。
こうして日本と比較をしてみても、ハンガリーの物価の安さには驚きですね。
生活コストが低いので、僕みたいな国内相手に仕事をするフリーランサーにとっては生きやすい場所だと思います。
貯金についても100万円あれば1年間は不自由なく無事暮らせていけましたし。
なので最低限100万は溜めた状態で渡航するのがベターかなと思います。
あ、あとオススメの格安航空券の探し方なんかも紹介しているので、是非興味がある人はそっちもチェックしてみてくださいね。