悪魔的な地雷案件を召喚したハナシ、1年目の顔の見えない付き合い

フリーランスはしがらみもなく、メールのやり取りだけで仕事ができてしまいます。

しかし、顔の見えない付き合いにはデメリットもあります。

契約の時点で、クライアントの社風や担当者の性格などを見抜くことは困難です。

駆け出しの頃は「それが地雷案件である」ということにも気づかず、自分は「ライターには向いていないのかもしれない」と悶々としながら、終わらない仕事と向き合っていました。

✔︎ 時間がない人へのまとめ

  • 悲しいけど、詐欺まがいの行為をする発注者もクラウドソーシングにはいる。
  • 被害にあったとしても受けた仕事は最後までやり遂げる。その後に継続をお断りする。
  • 直契約の場合は、面倒くさくても契約書などを作るように心がける。
 
筆者:こんな人が書いてます

MaeSo(まえそ)本名:Soh Maeda(前田 聡)


2018〜ウィーン在住、WEBライター。20歳になった頃に海外のユースカルチャーに興味を持ち出す。そこから独学で英語を身に付け、同世代の海外の若者にインタビュー(人生観・価値観について)した当サイトの前身「THE MINORITY SHOW」を個人発刊。その後より肌で海外を感じたいと思い、ヨーロッパ移住を決断。詳しいプロフィールはこちら。

マニュアルが細かすぎる

ライターの仕事を受ける時って、業務開始時に「マニュアル」を渡されることが結構あります。

マニュアルとは「業務の効率化・言い回しの統一」などが説明された資料です。

ただその量や内容が度を越えてると、ライターにとっては負担になってきてしまいます。

これはそんな細かすぎるマニュアルを渡された時のエピソードでして。

【案件内容】
・専属ライター

・月20万円の報酬を約束
・3,300文字で1,800円
・1ヶ月につき20記事以上
・画像選定あり

【地雷ポイント】
・マニュアルの量が膨大で細かく、読むのに時間がかかってしまう
・記事内容だけでなく、連絡手段にも細かい規則があり柔軟性に欠けていた
・最低金額に到達しないと報酬が支払われない仕組みになっていた

当時、この条件でクラウドワークスに応募が掛かっていたのを覚えてます。

そしてまずはトライアルとして3本を依頼され、チャットワークにてコミュニケーションを開始しました。

ただ一つ今思い返せばおかしなことがすでに起こってたんですよね。

というのはクラウドソーシングでの仮払いが、実際の応募内容に書かれた金額よりも少ない額で設定されていたこと。

まー当時は駆け出しだったため、こういったこともあるのかなーくらいで留めていたら「システム上の都合」という説明がクライアント側からあったので、とりえあえず深く考えず業務をスタートすることにしました。

スタートして、まず驚いたのは「マニュアル」の多さ。

19ページもあるマニュアルと、23ページもある記事作成ルールに目を通しているうちに、あっという間に数日が経過してしまいました。

しかも、マニュアル内容はとても細かいもの。

実際に「毎回マニュアルと照らし合わせながら、ライティングを進めていってください」と告げら「照らし合わせたこと証明するために、こちらのExcelに書かれた項目をチェックして提出して欲しい」と。

ぶっちゃけ書く作業よりもルールを守るための確認作業に時間を取られてしまいました。

既にこれだけでも疲弊してしまってたんですが、チャットワークでの連絡方法やメール本文にも「ルール」が指定されたんですよね。ルールを1ヶ所でも間違えてしまうと、指摘が入り事務連絡であっても「修正の必要」がありました。

ここまでガチガチにマニュアル化された環境では「書く」ことに集中できないと思い、トライアル案件を完了したところで、継続依頼はお受けしないことをクライアントに伝えました。

その時、クライアントから聞かされたのは「マニュアルにある通り、最低振込金額に達していないので、支払いはできない」というまさかの詐欺まがいの返事が。

そしてクラウドソーシングサイトでの仮払い処理をキャンセルするように言われました。

つまり、僕がトライアルとして書いた分の報酬は受け取れないという意味です。

クラウドソーシングサイトにも相談しましたが、クライアントと直接交渉するように言われ、結局満足のいく報酬を受け取ることはできませんでした。

まさに搾取され消耗してしまいました…

『地雷ポイント』
・マニュアルの量が膨大で細かく、読むのに時間がかかってしまう
・記事内容だけでなく、連絡手段にも細かい規則があり柔軟性に欠けていた
・最低金額に到達しないと報酬が支払われない仕組みになっていた

こういった地雷案件を上手く避けるには?

正直、この案件で疲弊してからは新しいクライアントと仕事を始める時は「構成と内容も、ある程度自分にお任せいただける仕事の方が得意です」と必ず先に伝えて、了承を貰えたら具体的に仕事に入っていくようになりました。

また、クラウドソーシングサイトを使う場合は、必ず仮払い内容をしっかり確認してから着手するよう徹底。

企業との直接取引の際は、面倒であっても契約書を締結しています。

・「フリーランスなら自分の身っは自分で守る」という意識が大切。

フリーランスとして働いていると、顔の見えない付き合いだからこそ出会ってしまう恐ろしい地雷案件もあります。

今回は僕が出会った地雷案件とそれらを避ける方法をご紹介しましたが、実際はやってみないとわからないことも多いですよね。

しかし、こういった経験を積み重ねるうちに、段々と自分を守る術が一つ一つ身についていくと思います。

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